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新人指導をしていますが
新人の仕事が遅くて困ってます…
仕事ができない、いわゆる使えない新人に育てたくありません。
こういった疑問に応えます。
私は現在介護の現場で仕事をしてきて5年になります。
未経験の方の指導担当の経験はまだないですが、シフトで回ってる介護現場では独り立ちの前にいろんな職員について業務を教わりますよね。
その中では未経験で入られた方、他の施設で経験を積まれた方、両方に業務を教えた経験はあります。
そして、新人さんに対する愚痴も正直職場の先輩職員から良く聞きます。
自分が新人さんに業務を教えたときの経験と現場で働いている人たちの新人さんに対する愚痴を元に
使えない新人にしない為に先輩職員が心がけるべきポイントを解説します。
[affi id=7]
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Contents
頭ごなしに怒らない

これに関しては先日ツイートにも書きました。
新人指導に注意やアドバイスは必要ですが怒ることは不要です。
叱るのと怒るのを同じ意味と捉えて行動してる先輩方多すぎます。
人は怒られるとその内容よりも怒られた事への恐怖の方が強く残ります。
萎縮しながら仕事をしていてはチームケアはできません。コミュニケーションは不足も事故の元😞
新人を指導するときはアドバイスをする事や、時には注意も必要ですがそれに伴って【怒る】【怒鳴る】必要は全くないです。
怒鳴られると人は萎縮します。
萎縮した状態では、【なぜいけなかったか?】などを考えられなくなります。それよりも怒鳴られた恐怖に気持ちが言ってしまい、それ以降のあなたの注意は意味をなしません。
それどころか、あなたに対して【こわい】という印象を持たれてしまうことで、疑問に思ったことでも質問しづらくなったり、業務に必要なコミュニケーションさえも躊躇するようになります。
そうなれば
新人さんの仕事の覚えも遅くなり、ホウレンソウのできない新人
が出来上がってしまうわけです。
運動部だった方は想像つきやすいと思うんですが、少しミスをするとすぐに怒る先輩っていませんでした?
そんな先輩と試合に出るのは緊張するし、1年のときはとくにビクビクしますよね。
介護現場では職員同士のコミュニケーションが利用者さんの命に関わってきます。
運動部の怖い先輩と1年、みたいな関係になってはいい現場は作れません。
当たり前と思わない

これは新人指導に当たっている先輩が喫煙室で愚痴ってるのを聞いて学んだことです。
その先輩は
【今度の新人マジで使えないよ。終わってない事も申し送りしないし、何度教えても覚えねーしメモらねーし】と。
確かにその新人さんも改めたほうがいいのでは?というポイントはいくつもあります。
ただ、
その新人さんの中で、終わらなかったぶんは次の勤務に引き継ぐ、メモを取ったほうがきっと覚えやすいし、印象も良くなる、というのが当たり前として認識されてない場合、
こちらの【当たり前】に合わせて叱ってもあまり響かないし意味がないと思うんです。多分また、同じ事をして、さらに現場がイライラしてしまう。
介護現場での当たり前、その施設や業界での当たり前を押し付けて、あなたも当たり前と思うでしょ!?なんでやらないの!?というような指導方法ではなくて、
介護現場ではこうです。
理由はこうだからです。
なにか理解できないところ、腑に落ちないところはないですか?と
論理的に説明してあげましょう。
長年現場にいると当たり前としている事が外では当たり前でないこともある。となかなか気づきにくいものですが、これを続けてしまうと新人さんが自信をなくしてしまいますよ。
その人のキャパを見極める

どうしても、キャパの狭い人っていますよね。いわゆる、要領の悪い人です。
何度か指導について、その人の動きを見ていれば要領の悪い人かそうでないかはわかると思うんですが、どう考えてもあまり要領の良くない人にみんなと同じ成長速度を求めても無理です。
その人に無理のないスピードで指導するか、そんな時間がない!というのならその人に当たるのではなく、上司とどう育てるのか?育てるのは難しいので辞めてもらうのか?相談してください。
教える技術を統一する

新人さんの悩みとして
教わる人によってやり方が違う、習ったやり方でやったのに他の人に注意を受けた
というのが割と多いです。
シフトで回ってる現場故の事態だと思いますが、教える技術を統一しないと新人さんは混乱するし、え?なんで怒られてんの?となります。
新人指導はリーダーさんなどが中心になると思うので、リーダー以外の立場で関わるひとは
トランスどのやり方で教えてます?とか
オムツのやり方どういうふうに言ってます?とか軽くでいいので確認してください。
それか、
私がいつもやるのは
新人さん本人に、リーダーにどうやって教わりました?と一度確認を取ることです。
そうすることで新人さんの
それぞれ違うこと言ってるけどどうすればいいの?を防げるはずです。
慣れれば改善する内容で無駄に怒鳴らない

この記事で一番言いたいのはこれです。
上で登場した喫煙室の先輩もそうですが、ぶっちゃけ新人なんだから遅くて当たり前だし、愚痴る前に本人に確認取ったり、いちいち細かく教えたりしたの?って感じです。
介護の現場は基本的に忙しく、時間を見て動くので
こんな事もできないのか、とか
まだできてないの?、とか
そういうイライラもあると思います。
でも、それを新人さんに言うのはおかしいですよ。それはただの八つ当たりです。
リネン交換もオムツ交換も最初から早くなんてできないし、
最初から重い人の移乗もできなくて当たり前です。
自分の新人時代を思い出してください。
そんなにスーパーマンみたいに最初から全部できましたか?
新人時代をみんな通ってきてるのに、後輩が出来た瞬間に八つ当たりするのは変ですよ。
新人さんの立場になってみてください。
人の立場になって考えてみる力は介護現場にいる人は長けているはずです。
分からないことは分からないと正直に答え、疑問は進んで聞いてもらう雰囲気を作る

新人さんに対する愚痴で
わかんないんだったら聞けばいいのにさ〜というのをよく聞きますが、
わからないことを聞ける雰囲気を作ってますか?
いつも時間に追われていたり、威圧的な態度をとっていたらとてもじゃないですが新人の立場ですぐに質問はできません。
最初はわからなくて当たり前、できなくて当たり前、遅くて当然いう考えを忘れずに、そしてそれを新人さんにも伝えてあげてください。
そうすることで、新人さんは焦らずに業務を覚えることができるので
結果として成長速度が早まります。
まとめ
時間に追われる人手不足の介護現場で新人を育てるのは結構たいへんです。
しかし、ここで適当にしてしまうと
動ける職員、頼りにできる存在は育ちませんし、職場や先輩に不信感や恐怖を覚えればひとは定着しません。
新人指導は急がば回れです。
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